松戸鍼灸 コロナ後遺症と自律神経失調症の経過その2

2021/11/20 ブログ
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コロナ失調症の治療は今日で2か月弱になりました。治療を始めてから3週終わりには発熱は治癒で味覚もほぼ回復、嗅覚がもう一息です。

週3の治療が週1になりアルバイトによる疲れを癒すために週1で治療。主に3番鍼の置鍼で本治法は腎虚証が中心。今週は来院無しで大分回復した模様。

自律神経失調症の人は6月11日から週2で治療。重症で可成り弱っていたので最初は0番鍼だけのごく軽い治療。初めてすぐに不眠症が改善.。腎が極端に虚していたのが少しずつ快方にむかっっています。

痺れや動悸もほとんど収まり下腹部のひどい動悸と鉄板のように固い塊がどんどん小さくなり現在は臍下4、5㎝です。脇胸の痛みは解消して現在は上胸部の痛みに移行して軽減しています。最初のころは外に出ると音に悩まされて外出不能でしたが現在は運転も散歩も出来ます。3週ほど前に仕事復帰を実行する前日あまりの緊張とストレスで眠れず吐き気と動悸がひどくなって職場に車で向かうも仕事にならず帰宅。

次の日に仕事休止の連絡をしたら症状が解消。今までなら1度落ち込むと回復に可成りの時間を要したそうですがあまりの回復の速さに驚いたそうです。やはり治療の積み重ねが物を言った様子です。

現在の症状は左咽喉の違和感。左胸の上部を中心とした軽い痛みと左下腹部の張り、左足のくるぶしの内側に違和感。それまで潜伏していた左背中の違和感と腰の軽い不調が中心です。

もともと力仕事で腰や背中に負担が相当掛かっていたそうですが他の症状に気を取られて背中の異常は潜伏していたのですが他の症状が軽くなり体力増強とともに古い背中の痛みが浮上して来ました。今までは背中の深刺しは喀血の恐れがあるので慎重にしていたのですが背骨の中心に向け刺繡すれば大丈夫だとの結論に達して3番陰の深刺しをしています。最初のころは軽い治療をしていたのですが患者さんの経済的な負担を考慮してより早い回復を目指して強めの治療をしています。主に3番鍼の2寸から寸3鍼を使って胸腹部と背面の置鍼をし本治法は肝虚だったのが現在は主に肺虚に変わり、時に腎虚証になっています。とことん弱っていた陰の気が少しずつ充実して来たので現在陽の気も回復に向かっています。その証拠が外出や運転が可能になった事です。もっかの宿題は臍下の動悸としこりを取ることです。