松戸鍼灸 体質と病気について

2020/06/11 ブログ
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人は親から引き継いだ体形や気質等の先天的な体質が基本にあります。それに加わるのが育ち方や環境,鍛錬や教育、食生活など後天的な影響が加わって現在の体質が作られます。

鍼灸では体質を陰陽、5行に分け陽と実、陰と虚に結び付け、陽は実証体質、陰は虚証体質に分類しています。

大昔は外界の環境、気候風土や季節、風雨、寒暑、天候などのを直接受けた病気が多かったのです。後世になるにつれて人間関係による精神や感情のバランスの崩れによるストレスが体のバランスを崩して病気になることが多くなり内面、陰証の病気が中心になっています。

人体は内臓の5臓六腑とそれらに関連の深い血管のように気と血が廻っている12の経絡が全身をめぐって居ます。

臓腑と経絡はそれぞれ5行に分けられ体のバランスが崩れると臓腑や経絡に影響がでてきます。中身の重い蔵は陰、管状の軽い腑は陽に分けられ、例えば陰の木は肝で肝経、陽の腑は胆で胆経が結びついています。木の人は怒りっぽく春に病気が出やすくなり、眼病や眩暈、精神疾患などが独自の病気や症状です。病気や症状は変化し易く相生関係は比較的良好ですが相克関係に病気が移ったときは症状が重くなります.たとえば土型の人に眩暈が出ると苦しみが増します。人間は陰陽と5行のバランスがとれていれば健康で居られます