松戸鍼灸七情(内因)一
2020/01/07
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東洋医学では感情や思考、精神を7つに分けて七情と言い怒、喜、憂、思、悲、恐、驚がありそれぞれが東洋医学で言う5臓に分類されています。怒は肝が関連し、喜は心、憂と思は脾(今でいう胃腸)、悲は肺、驚、恐は腎に影響します。それぞれの感情が高ぶりすぎると内臓を傷つけます。これを内因と言ってすべての病気のもとになります。中でも影響が大きいのは肝の怒で血が頭に逆上し健康に大切な頭寒足熱の逆になります。喜は気を緩め伸びやかにするので余程の事がない限りは悪影響はなくむしろ延命や良い方向に影響します。
憂は未だ起こらない先を心配してあれこれくよくよ考えることで、思は思い巡らせたり考え事をすることです。
悲は嘆き悲しむことです。
恐は物事を恐れ、びくつきおびえることで驚は物事に驚きやすい状態を言います。皆様も思い当たることが多いとおもいます。
例えば考え事が多かったリまだ起こらないことをあれこれ心配すると胃腸に異常が出ます。
これらを内因と言って感情が過多になるとそれぞれの内臓を傷つけ体のバランスを崩し病気になります。ストレスもガンの大きな要因です。